小学生にも塾は必要!?通信教育という方法もあります

日常

受験大国の日本では高校や大学の受験において、たくさんの子供たちが一度や二度は塾に通った経験があると思います。

学習塾も昔は早くても高校受験からというのが多かったと思いますが、今では小学生から塾通いをする子たちも少なくありません。

地方などは比較的のびのびと勉強している学校も多い印象ですが、都市部など地域によっては受験が盛んなところもあります。

特に子供の周りの友だちやママ友の子供たちが塾に通いだすとちょっと焦ってしまって、うちも塾に通わせなければと思ってしまうご両親も多いと思います。

果たして小学校の頃から塾に通わせたほうがいいのかどうかについて解説していきたいと思います。

小学生が塾に通う目的は何か

そもそもなぜ塾に行くのかというところに戻って考えてみましょう。中学生なら高校受験のため、高校生なら大学受験のためというのが一般的です。

しかし小学生の場合は中学校までが義務教育のため、中学受験は必ずしも必要ではありません。

では小学生が塾に行くメリットや目的は何でしょうか。

主な目的としては中学の受験に合格するためということ。これは中学受験をする人が対象ですが、小学生から塾に通う子供たちはほとんどが中学受験を希望している子が多いです。

もうひとつは逆のパターンで学校の授業だけじゃついていけないため、授業の補足をするという意味で塾に通わせる親御さんもいます。

小学校の低学年は学力にそれほど差はないし、順位が分かるようなテストも少ないですが、高学年になってくると中には中学受験を目指す子供がいたり、試験があったり、偏差値というものが分かってきたりして自分の学力が分かるようになってきます。

中学受験も特にする予定はなく、授業にもちゃんとついていけているのであれば、必ずしも塾に通わせる必要はないかと思います。

塾ではなく通信教育はどうなのか?

もうひとつ、最近では通信教育という方法もあります。昔は通信教育と言えば教材が送られてきて、それに沿って勉強を進めるというものでした。解答して郵送すれば添削して送り返してくれるというやり方です。

しかし今はタブレットなどでリアルタイムに授業を受けることができたり、クイズ形式で問題を解いたりと楽しみながら勉強ができるような教材を使っているところも増えています。

もちろん子供なので、紙媒体の勉強をやらせたいという親御さんも多いため、従来の紙の教材を使っているところもあります。

塾と比べると費用も抑えられて、交通費はもちろん時間も節約できるので手軽にはじめることも可能です。

小学生におすすめの通信教育も増えており、無料体験ができるところもあるので、検討中の親御さんはいくつか試してみるのも良いと思います。

通信教育の目的は自宅で勉強する習慣をつけさせることですので、お子さんが楽しく勉強できる教材を選ぶのが良いでしょう。

通信教育のメリットやデメリット

通信教育のほうがメリットがある部分と言えば、通わなくていいことです。そのため親御さんにとっても送迎の手間や時間が省け、さらに費用も安くなります。

また子供たちは自分の好きな時間自分のペースで勉強ができるのも大きなメリットです。タブレットひとつあれば、家庭のリビングでくつろぎながら勉強することも可能です。

逆にデメリットは何かといえば、リアルタイムで質問などができないことです。もちろんマンツーマン型のオンライン家庭教師などであれば、その場で疑問点を質問することができますが、教材だけで勉強するスタイルの通信教育は疑問点はあとで先生にメッセージしたり等になるため、すぐに解決ができないこともあります。

しかし子供向けの通信教育は今まさに伸びていて、今後もさらに利用者が増えることが予想されるため、新しいサービスもどんどん増えてくる可能性があるので、今以上に使いやすくなるのではないでしょうか。

これから塾や通信教育を検討中の方へ

これから子供たちを塾に通わせるか、通信教育で勉強をさせるか難しいところだと思います。しかし小学生のうちに身につけておいた方がいい一番の項目は、勉強をする習慣を身につけることだと思います。

やっぱり子供は遊ぶのが好きですから、子供によっては全く勉強したくない、勉強が嫌いという子もたくさんいます。

何事もそうですが、自分が楽しいと思えることじゃないといくらがんばっても、なかなか伸びないのも事実です。まずは勉強をする習慣を身につけてもらって、勉強は楽しいと思えるような環境を作ってあげることが大切だと思います。

塾も本人が行きたいと言えば通わせてあげてもいいと思いますが、無理に通わせてもあまりいい結果にならないこともあります。

逆に通信教育の場合は、毎日の勉強の習慣を身につける対策としてはとてもいい教材です。中にはゲームやクイズ感覚で問題を解いていけるようなアプリを使った教材があったりするので、楽しみながら勉強することも可能です。

また、通信教育は授業についていけない子供の補修学習としても最適です。塾に行くと教室によっては賢い子たちがあつまっているような進学塾もあり、学校の授業についていけない子は余計についていけなくなり、自信をなくしてしまう子もいます。

しかし通信教育なら完全に自分の学力に合わせた勉強ができるのは魅力的な部分ではないでしょうか。小学生の学力はほんのちょっと自信をつけてあげるだけで一気に伸びる子も中にはいます。