個人的に面白いと思った弁護士ドラマ3つ

日常

法廷ものや弁護士もののドラマや映画で有名な作品、人気作品はたくさんあります。特に有名なのはキムタク主演のHEROというドラマ。月9ドラマでキムタク主演とあって当時は絶大な人気を誇りました。ドラマだけでなく、映画も制作され、さらにセカンドシーズンも放送された人気作です。

また半沢直樹で一気に人気となった堺雅人主演のリーガルハイも超人気の弁護士ドラマです。コメディ要素もありつつ最終的にはスカッと相手をやっつけるストーリーはかなり楽しめます。

そんな弁護士ドラマですが、今回は個人的に面白いと思う作品を3つほど紹介したいと思います。

天海祐希主演の離婚弁護士

昔のドラマですが、「離婚弁護士」は大好きなドラマです。天海祐希さんが主演を務めた作品で、さばさばしたかっこいい弁護士を演じています。できる弁護士なのですが、せっかく開業した弁護士事務所は最初から前途多難な雰囲気です。

逆境とも言える中で、こつこつと実績を作り、事務所を安定させていきます。事務所のメンバーは、割と癖のある人ばかり。これもストーリーを面白くさせている部分だと思います。私が特に好きだったのは、玉山鉄二さん演じる本多です。あほなキャラクターを玉山鉄二さんが演じているところも今となっては意外性のある感じがしますが、当時は特に違和感なく見ていました。熱血系で、パンサーの尾形さんのようなキャラクターと言うのでしょうか。ちょっと憎めない感じがあるので、好きでした。

シリーズを重ねて、どんどん成長していくところも見どころでした。あと、好きだったのは、ミムラさん演じるパラリーガルの香織ちゃんです。

最初は全然仕事をしない感じで、自分の欲求に忠実なタイプだったのに、だんだんと周りに影響されて、考えを変えていきます。それでも自由な感じがあって、好きでした。仕事中、雑誌読んでいたこともある、自由人です。
事務所には本当に個性的な人ばかりで、それを束ねる天海祐希さん演じる貴子。

一番個性的なのは貴子なのかもしれないのですが、事務所の個性的なメンバーと共にいろんな案件を解決させていくところや、プライベートな問題を解決させていくところが面白かったです。

弁護士のくず 特に第11話が印象的

豊川悦司さんが「人間のくず」といわれる九頭元人という弁護士を演じた『弁護士のくず』というドラマです。

パート2がないのが不思議なくらい面白い連続ドラマでした。特に第11話が印象的で、田辺誠一さん演じるかつてカメラマンだった専業主夫が、杉本彩さん演じる下着メーカーのワンマン女社長と離婚しようとする話が忘れられません。

女社長は離婚したくないので無理難題を押し付け、それを阻止しようとするのですが、夫の方は何としても離婚したいと思っているという話です。

その中で、九頭は自分で考えた童話(後で種明かしをしますが、権威に弱い女社長にはユングも使った有名なこの童話を知っているでしょうと言います。)を使って、ありがとうとすみませんという言葉の大切さを女社長に教えます。

このドラマは全体的に大人向けのドラマなので、小さい子が見るには適さないかもしれません。でも、大人がこの回を見て、ドラマの中の登場人物がこういう童話を作って、こういうことを伝えようとしたと話すのはいいかもしれません。こんなことを書いていたら、また見たくなりました。

石子と羽男-そんなコトで訴えます?-

有村架純さんと中村倫也さんのダブル主演で、司法試験に4回落ちた、まじめで頭の固いパラリーガルの石子(有村さん)と、司法試験に1回で受かり、見たものを写真のように記憶できる、フォトグラフィックメモリーの能力を持つ羽男(中村さん)の物語で、コミカルで軽快な二人のやり取りがとても魅力的です。

羽男は、天才的な能力をもちつつも、予想外の出来事が起こると思考停止してしまい、そんな羽男を支えるのが、パラリーガルの石子です。いつも、勝てないかもというがけっぷちに陥るんですが、羽男が突破口を見つけ、石子がその内容を整理して、羽男がテンパることがないように、完璧に資料や、裁判や相手と話すときの台本まで細かく用意をします。

そして羽男がそれを完璧に覚えて、最後は論破をして裁判に勝つという一連の流れがとてもすっきりします。コンプレックスをそれぞれ抱える二人ですが、それぞれの個性と能力がコンプレックスを補い合っていて、心がスカッとするストーリーを毎週楽しみに見ています。有村架純さんが出るドラマは、いつも面白いので、今回も例外ではありませんでした。

弁護士ドラマはスカッとする勧善懲悪スタイルが多い

いろんなタイプの弁護士が登場したり、いろんなプロセスがあれど最終的には悪者をやっつける、または無罪を勝ち取るといった勧善懲悪型のストーリーが多いのもリーガルドラマの特徴です。

そういう意味では最初からある程度結末は予測できる部分もありますが、それでも途中のストーリーが複雑に絡み合っていたり、最後まで犯人が分からなかったり、いろんな伏線が最後に回収されたり等見どころがたくさんあるのもこうしたリーガルドラマの特徴でもあります。

実際の弁護士の仕事はこんなにスマートにかっこよく裁判で勝てないのかもしれませんが、ドラマとしてはやっぱり面白いストーリーのものが多いですね。