歯のお手入れと正しい歯磨き

健康

歯磨きのスタイルは千差万別で、まず、歯ブラシ、歯磨き粉、フロスなど店頭にはたくさんの種類が並んでいます。その中から、自分に合った歯磨きのグッズとスタイルを探します。歯ブラシは、普通に自分で磨くタイプと電動タイプ似大きく分かれます。

どちらにもいえることは、力を入れすぎないということです。ついつい磨く力が強くなり、それを続けていくと歯だけではなく歯ぐきも痛めてしまいます。特に電動タイプは優しく当てる程度で十分に回転して磨いてくれます。

そして歯ブラシを歯に当てる角度も注意が必要です。奥歯、前歯それぞれに対してとの角度がよいか、鏡を見てコツをつかむとよいです。次に歯磨き粉ですがこちらも様々な種類があります。

歯にしみないもの、ホワイトニングを目的としたもの、フッ素が入りコーティングするもの、着色を落とすものなど目的と香りや味の好みに応じて選びます。朝夕で異なる種類の歯磨き粉を使用することもお勧めです。

チューブタイプのほかに、液体タイプもあり、歯磨きの前にぐちゅぐちゅと口の中をゆすいでから、ブラッシングするとより効果があがります。

アルコール、ノンアルコールのものがあります。歯周病予防や口臭を防ぐものもあり、こちらも目的に応じてチューブタイプの歯磨き粉と合わせて使用するとより効果が出ます。歯磨きのタイミングも朝起きたらすぐに行い、昼夜も食事の後するとよいでしょう。

歯垢・歯石は細菌の温床です!

就寝前にしっかり歯磨きをしたつもりなのに、朝起きたら口の中がネバネバした感じがして、なんとなく不快だなぁってこと、ありませんか?

これは、寝ている間に唾液が減ることで口の中が乾燥して、雑菌や細菌が繁殖してしまうからなのです。歯磨き後でも磨き残しがあると、歯の裏や表面がザラザラした感触が残る場合があります。

それをそのままにしていると、そこが雑菌や細菌の温床となることで歯垢(プラーク)となり、ちょっとやそっとの歯磨きでは取り除くことが困難になってしまいます。

こうなると、朝起きると、口臭が気になり出したり、ネバネバベタベタと不快になります。

さらにこの歯垢を放置してしまえば、ほんの数日の間に石灰化が進み、それが歯石となります。歯石はもう歯磨きで落とすことは不可能です。歯医者に通い、クリーニング治療を受けなければいけません。歯のクリーニングやケアは仙台の北四番丁の歯科でもやってくれるところはたくさんあります。

ですが、まずは日々のお手入れが大切です。特に磨き残しから歯垢を作ってしまわないように、どこに磨き残しが起こりやすいのか、また、どこに歯垢が出来やすいのかを学び、正しい歯磨きを毎日実践することが大切になるわけです。

むし歯の原因菌は、ミュータンス菌と言われています。ミュータンス菌は歯に付着しやすい性質があり、とても強固な歯垢(プラーク)を形成してしまうため、毎日の歯磨きで、歯垢を作らないようにしましょう。

そして、朝起きてすぐは、口内に雑菌最近が繁殖した状態なため、非常に不衛生です。食事を摂ったら歯を磨く、という習慣の人も多いかと思いますが、食事と一緒に雑菌や細菌まで飲み込んでしまうことになってしまいます。

そこで、食事を摂る前に、軽く口をゆすいだり、軽めの歯磨きで雑菌細菌を洗い流すのが良いとされています。

就寝前は、少しゆとりをもって、正しく歯磨きを。そして朝起きたら、まずは口内ケア。健康な歯をいつまでも保ち続けていきたいですね!

正しい歯磨きをしていますか?

日常生活の一部である歯磨きは、健康を守るために大切な生活習慣の一つです。私は子どもの頃から、朝晩1日2回の歯磨きを習慣としています。私と同じように1日2回歯磨きをする方が最も多いのではないかと思いますが、毎食後必ずする方もいれば、ほとんどしないにもかかわらず、一度も虫歯になったことがないという方もいるようで、うらやましい限りです。

歯磨きをする時に注意しなければならないことは、ただしいやり方を意識することです。

私も以前はちゃんと歯磨きをしているつもりでも、虫歯になってしまったり、歯茎のトラブルに悩まされたことがありました。そんな時、歯医者の先生に歯磨きのやり方についてのアドバイスをしていただき、口内環境が大きく改善されました。

歯磨きをする時に意識するべきことを2つご紹介していこうと思います。

まず1つ目は、全部の歯を平等にきれいにしてあげることです。時間をかけて歯磨きをしていても、同じ場所ばかり磨いていてはあまり意味はないでしょう。

テレビやスマホを見ながら、用事をしながら歯磨きをしているとどうしてもそうなってしまいがちです。歯磨きをする時には極力他のことはせず、奥歯や歯の裏側までちゃんと磨くことが大切です。

2つ目は、歯を磨く力加減です。力を入れてしっかり磨けばよいというものではなく、適当な力加減が大切です。
力を入れすぎると歯茎が傷ついてしまって出血してしまうこともあります。250g以下の力で磨くことがよいとされていますので、キッチンスケールなどで一度確認してみることをお勧めします。

口内環境と歯を守ることは将来的にもとても大切なことです。正しい歯磨きを心がけていきましょう!

歯と認知症の関係

近年高齢者の4人に1人は認知症と言われています。現在のところ、認知症を治す薬というのは存在しません。人生100年時代です。いつまでも元気に過ごすためには、認知症の予防が大事になってきますね。

認知症とは、さまざまな原因により、脳の働きが低下して、日常の生活に支障が出ているる状態です。アルツハイマー型認知症や脳血管性認知症など、いろいろな種類があります。物忘れなどの「中核症状」と、周囲の環境や人間関係などの影響を受けやすい「行動」、心理症状」が有ります。

そんな認知症と口の中の環境が関係についてです。

愛知県に住む65歳以上の男女4千人を4年間調査して、認知症の発症と歯の本数との関係を調べたところ、歯の残りの本数が20本以上ある人と、歯が少ないいのに入れ歯等を使用していないい人とでは、認知症になるリスクが1.9倍違いました。

また、食べるときに噛むとういう動作が、脳の血流を良くする、ということも近年では広く知られるようになってきました。

歯周病の方はアルツハイマー型認知症のリスクが高い、という報告も有ります。

また、日本人の死亡原因第4位の肺炎予防に、口の中の環境が関係していることも以前から言われています。
口の中の健康って、とっても大事なんですね。日ごろから、正しい知識を持って、歯磨き、フロスなどお口のケアをしっかりと行い、いつまでも元気に、健康に、活力的に過ごしたいものですね。