透明袋といってもいろんな種類があるのですが、その中でも、聞きなれないけどあちこちで使われているOPP袋というものをご存じでしょうか?OPPは正確にはOriented Polypropyleneの略で、日本語では二軸延伸ポリプロピレンといいます。
どういうものかというと、縦方向にも横方向にも引っ張っても伸びない透明のフィルムでできたビニール袋のことです。聞きなれない言葉だと思いますが、きっと誰もがどこかで目にしたことがあるはずです。
OPP袋は透明でクリアな材質の上、艶があり中身が見通せるため、封筒や商品を入れる袋としても重宝されています。
透明な封筒に入ったDMなどがその代表例です。ビニール封筒、クリア封筒とも呼ばれています。
ではなぜ重宝されているのか詳しくみていきましょう。
まずOPPはフィルムの特性上、水に強く防湿性に優れているため、中身が傷むのを防ぐことができます。また透明な包装紙になり、紙袋と違って中の品物がよく見えるため陳列するだけで広告効果が上がります。包装紙としてはリーズナブルな点も人気の一因でしょう。
厚みが増すほど強度も上がり、費用も高くなります。
OPP袋はサイズも豊富にあり、百均や文房具店などでも簡単に手に入るため、ラッピングにも向いています。以下ではOPP袋と合わせるとおしゃれなラッピング素材を紹介していきます。
コラージュペーパーと合わせる
コラージュペーパーとは、様々なイラストが施されたペーパーで、はさみで切って手帳などの文房具に貼ったり、加工してアクセサリーパーツにも使用できる紙です。ダイソーやセリアなどの百均ショップにもA4サイズでいろんな種類が売られています。
またネットの通販でもコラージュペーパーは人気でとにかく種類が多いのが特徴です。海外のものを販売しているところもあったりして、かわいい絵柄のものからアンティーク調のものまでいろんな絵柄が揃っています。
また通販の場合は小さな名刺サイズから大きなサイズまで大きさも豊富で、すぐに使う予定がないのに、ついつい買いすぎてしまうこともあるので注意しましょう。
コラージュペーパーとOPP袋は非常に相性が良いので、コラージュペーパーをシートにしてOPP袋の内側に敷けば、プレゼントをより一層引き立ててくれます。またコラージュをシールにしてOPP袋の外側にに貼り、ラッピングのアクセントにするのもよいでしょう。
水引と合わせる
水引とは日本古来より、祝儀などの際に使われる飾りで、贈答品やご祝儀袋にかけられている紅白の帯紐のことです。シーンによって用いられる色や形は変わります。
日本風のリボンのようなものでしょうか。縁起を担いだり、礼儀を表したりと一見堅苦しいものに思われますが、最近はラッピング用の水引も豊富にあり、リボン型に加え、花のモチーフやモダンな円形など、色もカラフルで扱いやすい素材になっています。
ラッピング用の水引はOPP袋の外側に飾っても、内側に入れても、高級感があるモダンな仕上がりを演出してくれます。
フラワーパーツと合わせる
OPP袋の封入口を縛る際、リボンだけもいいですが、フラワーパーツでアレンジしてみるのはどうでしょう。一つだけでもリボンに差し込んでみたら、より華やかな印象になるはずです。
フラワーパーツのワイヤーを工夫して、ブーケのような縛り口にもできます。またOPP袋の透明性を生かして、フラワーパーツを内部に入れればプレゼントがお花に包まれているような可愛らしい雰囲気になります。女性への贈り物に喜ばれそうですね。
単に透明なだけでなく、中のアイテムをおしゃれに引き立ててくれるのもOPP袋のとても良いところです。
ハート型緩衝材と合わせる
こちらはサイズの大きなプレゼントに向いています。昨今は緩衝材にも様々な形があり、ラッピング用に用いられているのが、カラフルなハートの緩衝材です。
もちろん緩衝材としても使えますし、OPP袋の中に入れればポップなラッピングの出来上がりです。たくさん入れても発砲スチロールで出来ているので軽いのも魅力ですね。
なかなかこういうハート形の緩衝材は珍しいので誰かのプレゼントに使えばちょっとしたサプライズになるかかもしれません。
まとめ
OPP袋とは何か、その特性を分かっていただけたでしょうか?知らず知らずの内に、身の回りに溢れているOPP袋ですが、商業用に優れているだけではなく、使い方次第では日常にも取り入れて活用しやすい素材なんですね。今回はラッピングに焦点をあてて紹介しました。
OPP袋の透明性のメリットはプレゼントに向いているのですが、それだけでは物足りない印象が否めません。そこで、様々なラッピングアイテムと組み合わせることで、ワンランク上のプレゼントになるご提案をさせていただきました。OPP袋はサイズも豊富なので、用途にあったものも探しやすいかと思います。自分なりにアレンジしやすいのも魅力です。ぜひ活用していただけたら幸いです。